2017/02/19

【2017春渡航日記】4日目


世界の車窓から。本日は、ベトナム中部の都市、フエからダナンへと向かいます。フエ駅は、フランス植民地時代に南北をつなぐ路線の駅として建築されました。そのデザインは、フランス建築の影響を受け、ベトナムで最も美しい駅の一つと言われています。



駅のホームには、たくさんの売店が並んでいます。事前に軽食やカードゲームを買っていなくても、ここで用意することができます。自分の乗る車両を目指し、とぼとぼと歩き続けます。



たくさんの欧米からの旅人も見かけることができました。皆それぞれ、ベトナム旅を楽しんでいるのでしょう。バックパックを背負い、寝台列車に乗り込みます。いつものつまらない日常から離れ、五感すべてを刺激するような素晴らしい体験を求め逍遥し続けます。




電車内ではトランプで大盛り上がり。大富豪であり続けることのプレッシャーに耐えつつも、その優越感を存分に味わいました。日本の列車では味わえない、独特のリズムを紡ぐ車両の揺れは、少しばかり体のリズムをずらすアクセントとなってしまいました。




車両から見える風景は絶景そのもの。人生全てがどうでもよくなるほどの車窓でした。どこまでも続くような空と、濃い緑の山々、そして淡い水面を見ていたら、心が落ち着き、頭の中は空っぽに。


そして一行はダナン駅に到着。駅の前には機関車が。夜の新橋駅のように、酔っ払ったサラリーマンがテレビの街頭インタビューを受けている様子は見ることができませんでした。


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